飲食店開業にかかる費用(物件取得編)


飲食店を開業する費用にはいろいろなものがあります。

実際に「こんなにかかると思わなかった」というオーナーさんが

多くいらっしゃいます。


1000万円貯めても、一等地等で物件を借りようとすると

保証金、仲介手数料、前家賃等、物件取得費だけでも

5.6百万かかってしまうケースもあります。


飲食店開業を決めたのなら、

実際にかかる費用をシミュレーションし、

自己資金と借入のバランスをしっかり把握、

解しておくことが大切です。



物件取得時にかかる費用

保証金(相場3カ月~10カ月)

住居を借りる際の敷金と同じ、契約時に預ける金銭を言います。

主に物件退去時に、未払い賃料や現状回復費用を担保するために

貸主に預ける金銭です。

契約終了時に償却分を差し引いて返却されます。


礼金(相場0カ月~2カ月)

契約時に貸主にお礼という意味合いで支払います。

0カ月~2カ月(物件により異なるが転貸物件の場合1.5カ月~が多い)


前家賃(1カ月)

前払い分の賃料のことです。

8月20日に契約の場合、8月21日~31日の日割り計算分∔9月分。

人気物件では難しいですが、日割り分を交渉してみるのも大切です。


仲介手数料(1カ月~)

基本的に不動産屋など物件を紹介してくれた会社等に支払う金銭を言います。

稀に直接契約の場合は仲介手数料がかからないこともあります。


造作譲渡費

居抜き物件を借りる際にかかる費用。

内装や設備の譲渡代として、前テナントオーナーに支払います。

物件や残置物によって大きく異なります。

0円~高いもので7~800万円の場合もあります。


前テナントオーナーが商売をやめたときに、次の借り手が見つからないと

物件をスケルトンにして貸主に返さなくてはならない場合が多いため、

安く手放すことがあります。交渉しましょう。


飲食店をオープンするまでには、物件取得費のほか

内装工事費や厨房機器、まだまだ多くの費用が掛かります。

しっかりと計画をして、十分な運転資金をもって、

オープンすることが望ましいでしょう。


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